毎日毎日辛い。もう辞めたい。
理学療法士に向いてないよー!
でも、せっかく苦労して取った資格だし、辞めるのももったいないかな・・・
理学療法士として働いていると、辞めたくなる時ありませんか?
もう思い切って、リハビリに全く関係のない職種に転職しようかなーって考えたり。
私の周りの理学療法士もつらくなって職場を変えた人、理学療法士を辞めた人・・・何人もいます。
それだけ理学療法士ってやりがいもあるけれど、大変な仕事なんですよね。
実際私も、何度も「もう辞めたい」と思っています。しかし、いろいろ働き方を変えながら10年以上理学療法士として働いており、「辞めなくてよかったな」と思う場面もありました。
今回の記事では、理学療法士を「つらい・辞めたい」と思った時にやってよかったことをご紹介致します。
理学療法士が「つらい」と悩む原因とは
理学療法士が「つらい」と悩む原因:人間関係
つらさの原因は人それぞれあると思いますが、私の体験・同僚や友人の話を聞くと、一番多い原因はやはり人間関係の悩みです。
上司がダメ出ししてくる・高圧的・威圧的・話しかけられる雰囲気じゃないなど、上司が怖いという話をよく聞きます。些細なことを相談できなくなると、ミスや悩みが増え、職場の居心地が悪くなりますよね。
また、回復期などリハ職の人数が多い職場では、派閥や恋愛関係のもつれ、なんかもよくあります。巻き込まれると、大変な労力を使いますので、もはや仕事どころでは無くなってしまいます。
訪問看護ステーションでの訪問リハビリでは、看護師さんとの関わりが密接となり、報告の仕方、利用者様に対する考え方などで対立してしまうこともあるようです。
リハスタッフだけでなく、医師・看護師・介護士などの他職種との関わりが多いのも、理学療法士の特徴なので、人間関係はとても大きな問題です。
理学療法士が「つらい」と悩む原因:肉体的・精神的疲労
一番多い体調不良が腰痛です。
日頃気を付けて業務を行っていても、体格の違いや急な動作などで腰を痛めてしまう方も少なくありません。
また、趣味のスノーボードやフットサルなどのスポーツで負傷されるスタッフもいました。やはり体を使う仕事なので、腰を痛めると業務に支障が出てしまったり、つらいと悩む原因になります。
次に多い体調不良は精神的不調です。
・書類業務・単位のノルマ・委員会・係の仕事・研究・新人教育など仕事量が多い。
・症例発表や研究発表でのプレッシャー。
・患者様・利用者様の急変。
・自分のリハビリ技術に対する不安。
・・・など。精神的な負担が多くなり、体調を崩してしまったり、つらいと悩んでしまう方も少なくありません。
理学療法士を続けるメリット・デメリット
メリット
⚪︎やりがい
患者様・利用者様やご家族に感謝の言葉を貰ったり、元気になっていく様子を見られたり、人の役に立っていると実感できる瞬間が沢山ある仕事です。
⚪︎安定
基本的に急な転勤や出張もなく、休みの予定が立てやすいです。お給料の金額は少ないと言われている業種ですが、急な減額やボーナスの打ち切りなどもほぼなく、安定していると言えるでしょう。
また、医療関係ということで、両親や親戚の受けもいい職業だと言われています。
デメリット
⚪︎給料
上にも少し書きましたが、一般企業と比較すると賃金の上がり幅が少なく、給料が低いと言われています。
こちらの記事で詳しく書いています。
理学療法士を「辞めたい」と思ったら
まずはつらい、辞めたいと思う原因を見極め、自分の気持ちに耳を傾けてじっくり今後の事を考えるのが大切です。
すでに理学療法士として働いている方の中には、理学療法士の業務自体は楽しくこなせているものの、現在の勤務先に問題があり仕事が辛いと感じている方もいると思います。
リハビリ専門職としての仕事やリハビリの現場が好きで、職場環境に悩んでいる場合は、そのまま理学療法士を辞めるのではなく、転職して職場を変えることがおすすめです。
急性期・回復期・維持期・在宅・病院・施設など・・・
現在の職場とは違う種類の職場は、雰囲気や仕事方法も全く違います。
転職して職場を変えることで、労働環境が良くなったり、スタッフとの人間関係のストレスが解消されたりと、現在の職場で大変だと感じている点を改善できる可能性があります。
また、「つらい・大変」だという自分の心の声を無視せず、仕事から距離を置くことも大切です。精神的なダメージが蓄積しメンタルヘルスに不調をきたすと、仕事に復帰するまでに長い期間を要するケースも少なくありません。そうなる前に短い期間でも休養を取り、感情を整理してみてはいかがでしょうか。
最近は理学療法士などのリハビリ職専用の転職サイトが沢山あります。
登録して近場にどんな職場が募集しているのかを知れるだけでも、気持ちが軽くなったりします。私はプロのスタッフに話を聞いてもらい、自分に合った職場を提案してもらいました。
あらゆる選択肢を手元におき、まずは気持ちを軽くしてみてください。
まとめ
今回は理学療法士を続けるのが「つらい・辞めたい」と思ったらすることをまとめました。
- 自分の気持ちを整理する
- 今と違う種類の職場に転職する
- 休養し、一度仕事から離れる
- 転職サイトに登録する
です。
ストレスフリーで働ける職場がきっとある!と信じて、私も探していきたいと思います。
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